第二種電気工事士の試験では、複線図が描けるようにしなければなりません。複線図の練習用に、ホワイトボードを活用したキットが発売されていたので、紹介します。
HOZANの商品紹介ページ→https://www.hozan.co.jp/catalog/Denko/DK-210.html
複線図の練習におすすめ
DK-210は専用のホワイトボードに、複線図を書いて練習ができる画期的なキットです。2018年の10月頃に発売になったようです。何で今まで出ていなかったんだろう。
複線図は手を動かして描く事が必要です。頭の中で描くのとは、理解のスピードが違いますし、正確さも違います。
キットの内容
複線図練習キットには以下の物が含まれています。
- ホワイトボード
- ホワイトボードマーカー
- ホワイトボード消し
- 器具マグネット
- ホワイトボード保管用シート
- 複線図対策ハンドブック
ホワイトボードには升目(方眼)があります。長さや大きさの目安になり便利です。
ホワイトボードマーカーは3色あります。
- 黒(大き目のボディ。メインで使う事を想定し、インク量が多い)
- 赤
- 青
器具マグネットはこのキットならではのパーツです。使った後の収納も考えられていて、ホワイドボード保管用シートに収納できるように工夫されています。
複線図対策ハンドブックは、複線図の描き方を解説したハンドブックです。いきなり候補問題からではなく、基礎から学べるよう考慮されています。
複線図練習キットの使い方
単線図の通りに器具マグネットをホワイトボードに置き、ホワイトボードマーカーで複線図を仕上げていきます。
ホワイトボードなので何度も繰り返し使えます。紙に描くと消しゴムで消すのが大変。それか紙を別に用意して描きなおす必要があります。
器具マグネットも繰り返し使えます。
ホワイトボードマーカーも黒、赤、青の3色がありますが、もしIV線の色の通りに区別したいのなら、緑のホワイトボードマーカーを追加購入しましょう。
消耗品のお手入れと買い替え
練習のしすぎでホワイトボードマーカーのインクが無くなったら、市販品で代用できます。ホワイトボード消しも使っていくうちに、消しにくくなります。比較的安いのでどんどん買い替えましょう。
黒のみの4本セットです。中字で最も使いやすい線の太さです。
黒、赤、青の各1本セットです。筆圧を変える事で細字~中字まで線の太さが変えられます。
黒、赤、青、緑の4色セットです。太字と中字が使い分けられます。
ホワイトボード消しは全体を一気に消せる「大きめ」と、細かい所を丁寧に消せる「小さめ」のを用意すると作業がはかどります。
大きめのホワイトボード消しです。汚れが溜まって消しにくくなったら、ふき取り面を剥がす事で新品と同じ消し心地になります。
黒のホワイトボードマーカーのキャップに極小のホワイトボード消しがついています。消しゴム付の鉛筆みたいな物です。細かい所を消すのに最適です。
ホワイドボードに汚れが残るようになったら、水拭きをしましょう。もしそれでも汚れがいまいち取れなかったら、専用のシートでふき取るとびっくりする位真っ白になります。
ホワイトボードのしつこい汚れには、ホワイトボード専用の使い捨てクリーニングシートを、試してみましょう。
注射をする前に使われている、医療用のアルコール綿です。ホワイドボードのしつこい汚れが、嘘のようにきれいになります。
100包だと多いように感じますが、ホワイドボードクリーナーとして使うとあっという間に消費してしまいます。
試験に合格して複線図用のホワイトボードが不要になっても、家庭用のホワイトボードとして、ボロボロになるまで使ってあげましょう。
注意!試験会場には持ち込めない
残念な点は試験会場には持ち込めないという事です。筆記・技能試験共に許可されません。
現実的な問題、技能試験でこのキットを置いて作業しようにも、置くスペースが無いのです。
技能試験の作業スペースは必要最低限、かなり狭いと思っていて良いです。作品を置くB5程度の厚紙と、工具と、部材の箱を置いたらもういっぱいいっぱいです。
このキットで練習を繰り返して、試験前は鉛筆で紙に描けるように対策をしましょう。
まとめ
複線図は筆記試験でも技能試験でも、理解と描ける事が必要です。
を活用して複線図が正確に早く描けるようにして、合格を勝ち取りましょう。