新型コロナウイルス流行から考える。在庫すべき消耗品2つ。

新型コロナウイルスの流行、感染予防の行動自粛で不足となった品物を列挙し、平時から在庫しておきたい消耗品を考えます。不足した品物は、全て筆者の印象です。

緊急事態宣言が実施されている場合は、不要不急の外出を避けて、消耗品は必要な分の在庫にして、奪い合いではなく譲り合いをするのが、長い目で見て感染症の流行を早期に終息させる最適な手段です。

品不足時の必要以上の買い占めや買いだめは、本当に必要な人にも手に入るよう、絶対にやめましょう。

この記事で挙げている物のうち、流通や在庫が落ち着いたら、在庫しておきたい消耗品は二つ。不織布マスクとおしりふき(または消毒できる使い捨てウエットティッシュ)です。来シーズンの感染症流行期だけでなく非常時にも役立ちます。

衛生用品

衛生用品では、ダントツでマスクが品不足でした。

転売屋の絶好のターゲットとなり、在庫回復も遅く、手頃な価格で出回る頃には、すでに布マスクで対応する人が増えていました。

衛生用品の一覧
使い捨ての不織布マスク、布マスク、トイレットペーパー、キッチンペーパー、除菌ウエットティッシュ、赤ちゃん用おしりふき、手指消毒アルコール、スプレーボトル、液体せっけん、液体せっけんのボトル、除菌剤(クレベリン)、ガーゼ類、精製水

マスク

使い捨ての不織布マスクが品不足。安い物では50枚500円程度だったのが、転売屋の暗躍により、数千円や1万円以上で取引されるように。

花粉症予防にもなるため、マスクは在庫しておきたいものです。

使い捨て不織布マスクは、使い切りが基本です。しかし煮沸等の消毒をすれば、何度か使える事もあります。

平時は使い捨ての不織布マスクで対応し、在庫が無くなったら布マスクに切り替えるのが良いです。




ペーパー類

デマによりトイレットペーパーの在庫が急減。しかし物流が間に合わないだけで、生産数や在庫数は必要十分以上にありました。

マスクを手軽に作れる材料として、キッチンペーパーも一時的に店頭在庫不足となりました。

キッチンペーパーが在庫不足でも、マスクを作る程度であれば、使い捨てのおしぼりを乾燥させれば代用できます。

手指消毒用の除菌ウェットティッシュも不足しました。おしりふきでも簡易的に代用できる事から、連鎖して品不足。

おしりふきは赤ちゃんのおしりに使える事から、肌に優しいです。しかし赤ちゃんのいる家庭で、品不足により入手できないとなると大変です。赤ちゃんのお尻の衛生が保てず、状態が悪化し、通院せざるを得なくなり、通院した結果、感染。なんてリスクもあります。

我が家では赤ちゃんのおしりふきは、常に在庫しています。お口回り、テーブル、床下等のちょっとした汚れをふき取るのに便利なので。用途にあわせて、大人用おしりふきや、水に流せるおしりふきを在庫しておけば、レジャーや災害時に役に立ちます。ただし消毒はできませんので注意して下さい。


消毒

手指消毒アルコールが品不足。連鎖してスプレーボトルも品不足。液体せっけん、除菌剤(クレベリン)等の消毒剤も品不足となりました。

手指消毒の基本は、手洗いです。手洗いができない環境で、手指消毒アルコールを使うようにすると、在庫が少ない時期でも消耗を抑えられます。




ガーゼ類、精製水も姿を消しています。

特に精製水は、必要としている疾患をお持ちの方にとって、生きていくのに必要な物です。一般人は水道水で十分です。

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食品類

日本人の主食であるお米がまず店頭から消えました。そして自宅で簡単に調理できる食品や調理器具が、店頭から姿を消しました。

食品類の一覧
粉もの(小麦粉原料の食品類:パスタ、袋麺、カップ麺、うどん、ホットケーキミックス、強力・薄力小麦粉、お好み焼き粉、たこ焼き粉)、パンやケーキを作るための材料(ドライイースト、無塩バター)、パスタのソース、納豆、キムチ、ポテトチップ

お米が消えたせいか、粉もの(小麦粉原料)の食品も消えました。

免疫力が上がるというデマにより、納豆キムチも入荷するそばから売れていきました。

自宅で過ごすために、おやつの代表格ポテトチップが店頭になかったのも印象的です。

電気製品

初期の頃は37.5度以上が4日間続いたら感染を疑う事から、体温計が真っ先に無くなりました。

体温計が無い家が多かったのかも知れません。非接触型と接触型を一つずつ揃えましょう。

電気製品のリスト
体温計(特に非接触型体温計)、パルスオキシメーター、たこ焼き機、バリカン、ゲーム機(ニンテンドースイッチ)とゲームソフト(どうぶつの森)

非接触型体温計は皮膚に接触しなくても体温を測定できる事から、比較的高額であるものの人気が高いです。ただし正確さでは脇に挟む接触型体温計の方が勝り、結果的にどちらのタイプも品切れとなっています。




パルスオキシメーターも無くなりました。これは血中酸素飽和度を計測する機械です。

一般的には不必要です。健常な方ですと通常は96~99です。もしこの機械で計測した結果、通常値を大幅に下回る数字が出たら、すでに手遅れの可能性が高いです。



自宅で調理するために、たこ焼き機の在庫がすぐに無くなったホームセンターがありました。


三密を防ぐため、調髪にでかける人が激減し、自宅で対応するためにバリカンも転売屋の餌食になっています。

これらは普段から多数在庫しているような商品ではありません。店頭に数点置いてあるだけだから、すぐに無くなってしまいます。

自宅で過ごす時間が増えたため、ゲーム機とゲームソフトが品切れで、1~2万円の上乗せ転売価格で出回っています。





まとめ

流通や在庫が落ち着いたら、不織布マスクとおしりふき(または消毒できる使い捨てウエットティッシュ)は、常に在庫しておくようにしましょう。来シーズンの感染症流行期だけでなく非常時にも役立ちます。

この記事で挙げた物は、平時は問題なく手に入るものばかりです。非常時は明らかに不要な物も品切れになっています。

テレビや新聞のニュース・ネットの話題で、デマに近い情報が拡散した結果、多くの人が購買行動をし、一度に多くの数量を手に入れようとした結果です。

本当に必要な物なのか、必要分があれば買わない。冷静に判断し行動したいものです。

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