TVアンテナは勘で設置してもうまくいきません。
家庭用の簡易アンテナチェッカーで、最強の受信感度の場所・角度を見つけましょう。
TVアンテナをDIYで設置する前に
TVアンテナをDIYで設置しようにも、
- 電波の強度が分かっていない
- アンテナの向きが分からない
と、どう頑張ってもうまくいかない事があります。
電波強度(感度)を把握する
まずは設置したい場所の電波強度(感度)を把握しましょう。
最強のエリアなのに最弱用のアンテナを設置してしまったら、ノイズが増強されてTV視聴できない可能性があります。
最弱のエリアなのに最強用のアンテナを設置した場合も同様です。
そもそも電波強度が絶望的な地域もあります。
アンテナの向きを確認する
アンテナの向きも重要です。隣近所のアンテナの向きを参考にしましょう。
隣近所に設置してあるアンテナの向きと、同じような向きにアンテナを設置すれば、TV視聴できる可能性が高まります。
しかし我が家の場合、180度逆向きが良いと業者に言われてしまいました。隣近所のアンテナの向きは、あくまでも参考にしかならないのです。
TVアンテナチェッカーで解決
筆者はTVアンテナチェッカーを入手し、最適な場所を見つける事ができました。
しかも一度あきらめていた、屋根裏にTVアンテナを設置できました。
TVアンテナチェッカーがある事で、TVが視聴できる最適な向きや角度が、見つけやすくなります。
プロ用の高価なアンテナチェッカーが用意できれば、それに越したことはありません。しかし一度設置してしまえば、基本的に不要となる物です。高価な物を用意する必要はありません。
筆者が購入したのは以下の機種です。家庭用の簡易アンテナチェッカーです。これで十分でした。
家電量販店だけでなく、ホームセンターの店頭にも大抵置いてあります。店頭価格は通販と比べて高めです。急がないのであれば、通販のほうが割安感があります。
付属している単四電池2本で動作します。
あとは用意するとすれば、アンテナチェッカーとアンテナを接続するケーブルです。
片側がネジ式です。端子にネジ込めば、作業中に不意に外れる心配がありません。
ネジ込むのが確実ではありますが、頻繁に抜き差しするのならネジ込まなくても大丈夫です。
この製品は、もう片方がL字型であってネジ式ではありません。作業中に外れやすい代わりに、絡まりにくいです。さらにL字はケーブルを挿し込むスペースが、限られている場合に便利です。
この製品は両端がネジ式のストレート型です。
一般的にケーブルはお値段が高いほど、短いほど、厳しい条件でも視聴できる可能性が高くなります。
アンテナ入れ替え時にあると便利なもの
既にアンテナが設置してあり、移設や入れ替えという場合に用意しておくと便利な物があります。
白い印が付けられる物です。例えば、修正液やガンダムマーカーの白です。
使い方
- 既に設置してあるアンテナに、アンテナチェッカーを接続します。
- ダイヤルを回して最弱にします。ゆっくり回して少しずつ上げていき、感度が最強になったところで止めます。
- ここで、溝に白インクを付けて目印とします。修正液やガンダムマーカーの白で溝に塗り込みます。はみ出た部分は指先か尖った物で削り取ります。
- こうすると、アンテナを設置しなおしても、受信強度の目印が分かりやすくなり便利です。
TV本体だけでもチェックはできるけど
アンテナチェッカーを買わなくても、TV本体を直接アンテナにつないで、TV画面に映る感度の変化を見ながら、調整する事はできます。
アンテナチェッカー無しで作業してみて、TV視聴ができればラッキーです。
しかし調整時にはTV電源の確保が必要な上、作業しながら常にTVが作業場所から見える位置や角度にないといけません。
作業が困難な場合、小型のTVを用意したり、TV画面をチェックしてくれる助手が必要になります。
アンテナチェッカーがあれば、手元で一人で作業ができます。
まとめ
アンテナチェッカーがある事で、DIYでのTVアンテナ設置作業が大幅に改善できます。特に電波強度が弱い場所では効果的です。
TVアンテナ設置作業は高所で行われ、危険な作業です。転落事故を起こして後悔する前に、アンテナチェッカーの導入を検討しておきましょう。