<第二種電気工事士>技能試験対策【おすすめ工具セット】

第二種電気工事士の技能試験対策で、必要な工具セット。

ホーザン(HOZAN) 電気工事士技能試験 工具セット

がおすすめです。最も安い価格帯で、内容も必要十分です。

筆者も同等の物を購入して活用しました。資格取得後は、家のコンセントやスイッチ交換で活用しています!


工具セットの内訳

ここで紹介する工具セットに含まれている工具の内訳です。

プラスドライバー No.2
マイナスドライバー 5.5
ペンチ P-43-175
ウォーターポンププライヤー P-244
圧着工具 P-737
VVFストリッパー P-958
電工ナイフ
布尺

これらがあれば、他に工具を用意しなくても技能試験に対応できます。

以下にそれぞれの工具の役割を解説します。

プラスドライバー No.2

活用度★★★

最も基本となる、メインで使うドライバーです。電気工事士の技能試験で出てくるネジに使うには、ピッタリの大きさです。

バラ売りで購入する際には、「No.2」を選んで下さい。他の大きさだとネジの頭と合いません。

グリップ部が滑りにくく握りやすいゴム製。トップ(頭)の部分は、滑りやすい樹脂製。この素材の使い分けが、実際の作業での使いやすさを実現しています。

固いネジを外すコツ

ドライバーで固いネジを取り外す時はどうしますか?回す方向の力だけ目一杯入れても、ねじをなめてしまいます。下手をすればねじ頭をなめてしまい、厄介な事になってしまいます。

まずドライバーの頭を上からギュッと押さえつつ、ゆっくり回していく必要があります。押さえる力は8、回す力は2位でもいいです。


マイナスドライバー 5.5

活用度★★☆

5.5はドライバーの刃先サイズで、単位は「mm(ミリメートル)」です。

プラスドライバーほどではありませんが、無いと困るのがマイナスドライバーです。マイナスドライバーが必要なネジは、現代ではほとんどみかけません。しかしネジ以外の作業で必要なのです。

では何に必要かというと、

  • 連用取付枠の取り付け・取り外し
  • スイッチコンセント類のケーブル取り外し時(プレートはずしキーでも可)

に活躍するのです。


ケーブル取り外し専用工具として別売の「プレートはずしキー」もあります。マイナスドライバーだと大きすぎて、作業中に外れてしまう事があります。この専用工具ならあまり外れる事はありません。

ペンチ P-43-175

活用度★★☆

これはケーブルの切断が主な用途です。また電線の輪作りにも使います。

電気工事士技能試験に、ちょうど良い大きさになっています。


後で紹介するVVFストリッパーでもケーブルの切断はできますが、ペンチでの切断をおすすめします。ペンチの方が丈夫で刃が欠けにくく、ずっしりと重くて力も入りやすいからです。

輪作りにもVVFストリッパーで代用できます。

ウォーターポンププライヤー P-244

活用度★☆☆

ねじなしボックスコネクタの止めネジを切るときや、ロックナットの締め付けなどに使います。


この工具、電気工事士の技能試験では、実は使いづらく活用できません。

止めネジを切るのはペンチで代用できます。

工具のアゴが頻繁にずれてロックナットの締め付けには使いにくいです。ロックナットに傷もつきやすく、下手をすれば傷多数で欠陥となってしまいます。

ロックナットの締め付け用として別売の専用工具(合格マルチツール)があるので、そちらを使う事をおすすめします。


https://twitter.com/crefac_net/status/1406545144887726082

圧着工具 P-737

活用度★★★

これ無くしては、全く技能試験には対応できません。第二種の技能試験で出る「中」圧着までの圧着に対応している工具です。

「大」圧着できる工具は不要
一回り大きい「大」圧着もできる工具もあります。しかし第二種電気工事士試験では「大」圧着が必要になる技能試験は出題されません。
もしも「大」圧着もできる工具を持っていると、「中」で圧着すべき所を「大」で圧着してしまうミスを誘発します。さらに一回り大きい工具を持つ事により、コンパクトさが失われます。
以上の事から技能試験に「大」圧着できる圧着工具は不要です。


VVFストリッパー P-958

活用度★★★

これが無いと、おそらくほとんどの人が試験時間内に完成できません。最も良く活用する工具です。

何と言っても「被覆の剥ぎ取りが早く正確にできる」のが特徴です。また、ケーブルの切断(ペンチで代用できます)をしたり、大まかな長さを測ったり、輪作りをしたりもできます。

技能試験の練習で使いすぎて、刃の切れ味が落ちないよう注意して下さい。切れ味が落ちたな、と感じたら買い替えをおすすめします。

電工ナイフ

活用度★☆☆

被覆の剥ぎ取りに使います。主にVVRケーブルの加工に使います。VVFケーブル「VVFストリッパー」で代用できます。

VVFストリッパーが無い時代は、この電工ナイフで被覆の剥ぎ取りをやっていたそうです。今の試験でこれをメインに使っていたら、余程慣れた人でないと時間内に完成できません。

試験で使われるケーブルはVVFケーブルがメインです。VVRケーブルを扱う時に、やむを得ず使う形になります。

電工ナイフは、刃を出すのに一苦労です。めちゃくちゃ固いです。そして開き始めると一気に開きます。危険です。手を切らないように注意してください。もしも技能試験中に手を切って、作業ができなくなった場合は試験中断です。

筆者は練習中にうっかり指先に当たってしまいました。幸いにも皮が剥がれた程度で、出血はしませんでした。



https://twitter.com/crefac_net/status/1338829284962549760

布尺

活用度★☆☆

長さを測定するのにあると便利です。しかし無くても、VVFストリッパーに刻まれている目盛で代用できます。

裏面に両面テープを貼って準備しておき、本番では机に貼っておけば便利です。しかし筆者は用意はしたものの、本番では使いませんでした。

布製なので、しわがあって精度はいまいちです。でも裏を返せば、試験ではそこまでの精度は必要とされていないのです。

スポンサーリンク

まとめ

第二種電気工事士の技能試験で、活用できる工具セットを紹介しました。必要な工具がすべて入っています。迷ったらホーザン(HOZAN) 電気工事士技能試験 工具セットです。

慣れてきて、要領が掴めるよくになってきたら、必要に応じて買い替えたり買い足したりしましょう。


スポンサーリンク
おすすめの記事