激安でも使える!卓上スライド丸のこ

激安ランクの卓上スライド丸のこを購入しました。PAOC SMS-190Tです。

特段の精度を求めない、素人のDIYには十分と筆者は判断しました。SMS-190T箱

購入に至ったきっかけ

卓上スライド丸のこは、丸のこよりも安全に材料の切断ができます。

屋根裏の補強として、2x4材をたびたび切り出しています。丸のこでいつも切り出していますが、いつも危険を感じ、スライド丸のこ卓上スライド丸のこを検討していました。

  • 予算はなるべく控えめ。
  • 精度はそれほど求めない。
  • のこ刃の交換ができる。

上記の条件を満たす機種でSMS-190Tにしました。

「卓上丸のこ」と「卓上スライド丸のこ」の違い
丸のこがスライドするか否かです。
  • 卓上丸のこはのこ刃がスライドしません。のこ刃の直径以上の材料切断はできません。
  • 卓上スライド丸のこは、のこ刃がスライドする分、幅がある材料を切断できます。
機構が複雑になる分、卓上スライド丸のこの方が予算が必要になります。

以下、開梱から実際に使ってみるまでの印象を挙げていきます。

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いざ開梱

箱はかなり大きいです。

箱の置き場所に半畳ほど、開梱するなら1畳分以上必要です。

  • 長辺:約73cm
  • 短辺:約44cm
  • 高さ:約37cm
  • 重さ:約13kg

こんな箱の大きさ・重さなので、抱えて持ち帰る事はできません。

台車や自動車に乗せての運搬です。

開梱時の印象

梱包の仕方に、ところどころで作りの甘さがみられます。

梱包の作りが甘いという事は、製品の作りも甘いのではと予想できます。

メーカー製だと、梱包まで配慮した設計になっていると考えられます。

  • 製品本体の脚が当たって緩衝材の段ボールが凹んでいる。もちろん実用に差し支えはありません。
    箱に部品が当たっている
    箱に部品が当たっている
  • 135度~140度で収納してある。元の箱には90度では収納できない。つまり元箱に収納し、再び90度切断等するのであれば、使う度に調整が必要。
  • ハンドルを下ろした状態で収納してある。そのまま集じん袋を取り付けると、集じん袋が上に飛び出したままになる。集じん袋を取り付けたままでは、元の箱には収納できない。
  • サポートバーが入っている付属品袋の大きさが小さい。はみ出ている。
  • 集じん袋のバネが大きく、出っ張っていて、箱の蓋に当たって凹んでいる。

使った印象

丸のこよりは安全、確実、早く切断できます。

特に同じ長さを複数切断する際に威力を発揮します。

最初の調整は必須です。

開梱してすぐに調整なしで使いたいという方には不向きです。しかし調整はさほど難しくありません。

使用直後の感想

2x4材を調整を兼ねて6回ほど切断した感想です。

  • スライドが若干ゴリゴリした感触がある。非常にスムーズ、とは言えない。
  • 動作音が大きい。手持ちの丸のこよりも確実に大きい。
  • ブレーキが無い。カバーがあるとはいえ、スイッチを切った後も、のこ刃は惰性で回転し続けるので注意を要する。
  • 鋸屑は多少飛び散る。思ったより集じん袋に鋸屑は入っている。印象としては8〜9割位。材料の大きさにもよるか。
  • 細かな調整は必須。初期状態では、大まかに直角・垂直は出ているが、スコヤを当てると0.5mm以下のズレがある。
  • 目盛シールが若干ゆがんで貼り付けられている。単なる目安として使うべき。
  • 切断面はややバリが出る。気になるのならのこ刃を交換。直径190mm、内径20mmの汎用サイズ。

比較検討した機種

1~2万円程度の海外メーカー製の安い機種、3~4万円程度の国内メーカー製入門機を検討しました。

海外メーカー製の機種

海外メーカー製の安い機種は、精度を求めない、「ある程度妥協して使う」、「試しに使う」のにちょうどよいです。

crefac
私は主に屋根裏の床板を補強する材料の切り出しに使うため、精度はさほど求めていません。精度は求めず、安全に多くの材料を切り出せる、1万円台〜2万円程度の機種で良いと考えていました。

便利なレーザー付きの機種もありましたが、長期間欠品中で、のこ刃も特殊なサイズで交換が不便なため、ここでは紹介を省きます。

PAOC SMS-190T


今回購入を決めた機種です。のこ刃が直径190mm・内径20mmで、入手しやすいサイズ。付属品が豊富(サポートバーが左右、消耗品であるカーボンブラシ付属)、お手頃価格。

OEM品で以下の製品もあります。製品は同じです。価格やカラーリングの好みで選ぶのもありです。


交換用の「のこ刃」はこちらがおすすめです。金属も切断できて便利です。

国内メーカー製の機種

出荷時に直角・垂直が出ているという情報があります。ストレスなく正確な切断ができます。予算に余裕があるのなら、こちらのクラスがおすすめです。



切断位置が分かるレーザー付。出荷時調整もできていて、使いやすいとの評価がみられます。ただしレーザーは目安程度の精度。切断幅がやや狭い。



精度や作りの評価が高い。ただし深さ固定の仕組みに欠点あり。深さを頻繁に変更して使いたいのなら改造するのがベターで、改造方法がネットで入手でます。

まとめ

SMS-190Tは特段の精度を求めないのであれば十分に使える卓上スライド丸のこです。

丸のこよりも危険度は低く、安心して材料をザクザク切断でき、製作のスピードも上がります。

予算はそれほど必要ありません。迷っているのなら購入してみてはどうでしょうか。

SMS-190Tは20,000円以下で購入できます。安い時は10,000円程度で購入できるので、急がないのであれば安いタイミングを狙って購入しましょう。

crefac
アマゾンのカインズホーム出品で、10,000円程度になる時が過去に何度もありました。参考にしてください。
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