技能試験 問題別注意点!第二種電気工事士

第二種電気工事士、技能試験のポイントを候補問題毎にまとめました。

難易度も付けてみました。難易度は個人的に決めた難易度です。得意な単位作業で難易度が違ってきます。

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筆者は2018年に受験しました。それ以降、候補問題に変化がありません。

難しいやや難しい普通簡単4段階に分けました。

難しい問題は注意すべき点が特に多く、作業も多く、時間が他の問題に比べて不足がちになる問題です。一度手が止まったり、接続ミスが生じてしまうと、命取りになる可能性が高くなります。

問題を試験直前に知るテクニック!

問題用紙が配られても、試験官の指示があるまでは問題用紙の中を開いてはいけません。

しかし!問題用紙は薄い紙、印刷は濃い黒。つまり、中が少し透けて見えます!図面が少し見えるのが、ヒントになってきます。問題用紙をめくらなくても、どの問題が出るのか分かってしまうのです。

分かってしまえば、試験開始まで頭の中で、作品の完成イメージや、注意点をイメージできます。試験開始後の動きが断然違ってきます。

表紙右下の記号にもヒントがあります。

問題用紙の左下の記号にヒントがあります。筆者が受験した時は「K0429」と書いてありました。「平成29年度候補問題No.4」の意味です。

試験前に材料確認のため、箱を開けます。その時に材料の確認はもちろん、組み立てる作品のイメージも考えておくとよいです。

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候補問題別の難易度とポイント

候補問題1<やや難しい>

スイッチが3つ、そのうち一つが表示灯内蔵スイッチです。スイッチの並び順を間違えないように。埋め込み連用取付枠に、スイッチを取り付ける際には、2回以上確認しましょう。

取付枠に取り付けたスイッチも、ぐらつかないようしっかりと固定する事。

候補問題2<簡単>

比較的簡単な問題です。パイロットランプの条件に注意。「常時点灯」です。

候補問題3<簡単>

この問題も比較的簡単です。端子台が登場します。端子台まわりの欠陥を出さないように注意しましょう。

作業をしていくうちにケーブルを動かしたはずみで、ネジが緩んでくることがあります。


候補問題4<普通>

筆者の受験した技能試験で出題されました。この問題はケーブルの種類が多く、切断長さを間違うと長さが足りなくなってアウトです。

2.0のケーブルが多く、形を整えるのにちょっと手間がかかります。動かしているうちにネジが緩むかもしれない端子台にも注意。

候補問題5<普通>

中央のスイッチとコンセントを取り付けた枠の配線に注意です。1.6-2Cが2本あってごちゃごちゃしてきます。

複線図を念入りに確認して、配線に間違いがないようにしましょう。

端子台のネジの緩みにも注意。

候補問題6<やや難しい>

3路スイッチの問題です。理屈が分かれば簡単な問題ではありますが、接続箇所が多く、接続に時間がかかります。

複線図は合っていても、接続時に間違ってしまうとダメです。3路スイッチが理解できていないと、時間内の完成が難しいです。


候補問題7<難しい>

4路スイッチの問題です。3路スイッチ同様、理解ができていないとケーブルばかり多くて混乱してしまいます。接続箇所も多く、作業に時間がどうしてもかかってしまいます。

何度も練習をして時短テクニックを身に付けて本番で活用しましょう。


候補問題8<普通>

端子台とアウトレットボックスとVVRケーブルが登場します。端子台が6極と多いです。作業中に緩むかも知れませんので注意。

アウトレットボックスもケーブルがひしめき合って、ごちゃごちゃしてきます。一つ一つの接続を丁寧に確認しましょう。

VVRケーブルの被覆剥きで電工ナイフを使います。けがに注意しましょう。代わりにケーブルストリッパーで、被覆剥きを行う方法もあります。

候補問題9<簡単>

中スリーブが登場します。意識して圧着しないと「中」の刻印が見えません。これさえ気を付ければ全体的に簡単な問題です。

接地線の色は緑である事が多いです。しかし試験会場によっては、別の色(黄色など)を指定される可能性がある事を、頭の片隅に入れておいて下さい。

候補問題10<簡単>

ブレーカーが登場します。ブレーカーの向きはどちらでも良いのですが、ケーブル取付の欠陥に注意です。

また埋込連用取付枠のパイロットランプ、スイッチ、コンセントの順番と配線に注意です。

完成作品は比較的シンプルにまとめる事ができ、作業しやすい問題です。

候補問題11<難しい>

ねじなし電線管、IV線、アウトレットボックス等が登場します。非常に手間のかかる作業が多く、慣れが必要な問題です。

IV線は電線管の中で動いてしまい、結線に手間がかかります。

ねじなしボックスコネクタのボンド線の取付が指定される可能性があります。その場合は見落とさずに作業しましょう。

候補問題12<やや難しい>

アウトレットボックス、PF管関連、IV線が登場します。

PF管用ボックスの固定をしっかりやらないといけないんですが、やりすぎて破損しないように注意。

ウォーターポンプライヤーは破損しやすいです。合格マルチツール DK-200をおすすめします。

候補問題13<簡単>

VVRケーブルが登場します。被覆を剥くときに電工ナイフで怪我をしないように注意。

端子台のネジのゆるみにも注意。

埋込連用取付枠を付けるのが、コンセントかスイッチなのかしっかり確認しましょう。

確認事項は多いのですが、作業自体はそんなに難しくはありません。

まとめ

第二種電気工事士 技能試験駆け足で注意点をまとめました。

直前期だとランプレセクタブルなどの単位作業は、できているはずです。全体的な作業がスムーズに間違いなく、時間内に完成できるように目指しましょう。

本番では見直しをしながら、見た目を整えましょう。

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