Canon Pro9000を Windows10で動作させる方法

筆者の愛用しているA3プリンターCanon Pro9000は、Windows10での動作を保証していません。公式で対応しているドライバーもなく、USBケーブルを接続しただけではPCが正常に認識できません。

Pro9000の機種仕様ページ(公式サイト)

Pro9000

ここでは何とかドライバーをPCに認識させて、プリンターとして問題なく動作させる方法を紹介します。

2020年6月6日の時点で、Windows10は64bitのパソコンのみの対応となった模様です。

やり方の概要
  1. 2つのドライバーを公式サイトからダウンロードする
  2. 2つのドライバーをインストールする
  3. 再起動する

当記事はご要望により、旧ブログの記事を修正した上で掲載しています。リクエストありがとうございました。

準備に取りかかる前に

64bitのWindows10であるか確認

筆者の環境のWindows10 64bitで、2020年6月6日の検証内容が基になっています。条件は同じでも、お使いの環境によっては成功しないかも知れません。

キヤノン公式サイトからダウンロードできるPro9000用ドライバーファイルは、64bitのみとなっています。

お使いのWindows10 OS64bit32bitかを事前に確認して下さい。

Windows初期画面の左下「Windowsマーク」を右クリックし、「設定」→「システム」→「バージョン情報」で分かります。「システムの種類」が例えば「64ビットオペレーティングシステム」だと64bit版のドライバが必要です。

Windows10バージョン情報

免責事項

お決まりですが、失敗して損害が発生したとしても筆者は責任を負えません。

メーカー非公式の対処方法ですので、メーカーに問い合わせる事もご遠慮下さい。

crefac
お問い合わせフォームでお問い合わせをいただくこともありますが、この記事の下部のコメント欄のほうが、筆者だけでなく他の方の目に留まり、ヒントが得られやすくなります。差し支えなければ、コメント欄に質問をお願いします。

あきらめるのも念頭に置く

Pro9000はメーカーのサポートを打ち切っています。故障修理も受け付けていません。どうしても認識できないなら、現行A3プリンターに買い替えるのもおすすめです。


A3ノビ対応染料インクモデル(Pro9000の後継)

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ドライバーを事前に用意する

2つのドライバーを公式サイトから入手します。

2020年6月6日現在、必要なドライバーファイルは公式サイトからダウンロードできます。

Pro9000MkII用ドライバーをダウンロード

Pro9000MkII用ドライバーは、以下のリンクからダウンロードできます。

Windows XP SP2からWindows10までと、幅広いWindows OSとバージョン(32bit版と64bit版)に対応しています。

Pro9000MkII用ドライバーを公式サイトからダウンロードする

PIXUS Pro9000 Mark II Printer Driver Ver. 2.75
https://cweb.canon.jp/drv-upd/ij-sfp/pd68-win-pro9000mkii-275-ej.html

Pro9000用ドライバーをダウンロード

Pro9000用ドライバーも、以下のリンクからダウンロードできます。

こちらのドライバーは64bit用のWindows8.1までしか対応していません。

Canon Pro9000用ドライバーを公式サイトからダウンロードする

PIXUS Pro9000 Printer Driver Ver. 2.23
https://cweb.canon.jp/drv-upd/ij-sfp/pro9000vst64223ej.html

ドライバーをインストールする

2つのファイルが準備できたら、インストール作業を始めます。

1.プリンターを準備する

電源の入っているパソコンにUSBケーブルをつないで、プリンター(Pro9000)の電源を入れます。

最近のバージョンのWindows10では、この作業で認識のお知らせ画面が自動で出なくなりました。ただし接続自体は認識されています。

確認の仕方

  1. 左下のウインドウズマークをクリック→設定→プリンターとスキャナーへ。
    ・一覧に表示されていません。
    ・最新の情報に更新ボタンを押しても検索できません。
    ・「プリンターが一覧にない場合」から「少し古いプリンターを検索する」でも検索できません。

    デバイスとプリンター一覧

    キヤノンのプリンターとしては認識されているが、型番までは認識されておらず、使えない状態。

  2. コントロールパネルの「ハードウェアとサウンド」→「デバイスとプリンターの表示」で
    ・プリンターの一覧に「Inkjet Printer」があります。
    ・選択すると、製造元CANON INC.Inkjet Printerと表示されるため、パソコンは「キヤノンのプリンター」と認識はしています。
    ・アイコンをダブルクリックしても同様。

    キヤノンのプリンターとしては認識されている

    こちらも同様。

    このままではプリンターとしては使えません。

crefac
今後、作業が終わるまで(認識されるまで)、電源は切らずに続けて下さい。USBケーブルも外さないで下さい。作業が長引いてしまうと、自動で電源が切れる事があります。切れてしまったら、電源を入れ直して下さい。

2.Pro9000MkIIドライバーをインストール

Pro9000MkIIドライバーのインストール作業をします。

ドライバーファイルは、pd68-win-pro9000mkii-2_75-ejです。

インストールが進んで、「ケーブルの接続」画面になります。画面の指示通りに接続・電源が入っているか確認します。「認識が終わると自動的にこの表示は消えます。」とありますが、認識はできないので終わりません。

ドライバーファイルインストール完了
「インストールの中止」画面が出ます。キャンセルボタンを押して終了させます。
インストールの中止

この時点では正常にドライバーがインストールされておらず、パソコンにはPro9000プリンターとして認識されていません。まだ使えない状態です。

3.Pro9000ドライバーをインストール

次にPro9000ドライバーをインストールします。

ドライバーファイルはpro9000vst64223ejです。

Pro9000MkIIドライバーの時と同様、ケーブルの接続画面になります。指示通りに接続・電源が入っているのを確認しましょう。認識が終わると自動的にこの表示が消えます。キャンセルする必要はありません。

しかしここまでインストールできても、PCにはPro9000プリンターとして認識されていません。まだまだプリンターとして使えない状態です。

4.デバイスを削除して再起動

コントロールパネルの「ハードウェアとサウンド」→「デバイスとプリンターの表示」を開き、プリンターの一覧の「Inkjet Printer」をクリックして選択し、削除します。

右上にある「デバイスの削除」から削除します。ここで他のデバイスを、間違って削除しないよう注意しましょう。

デバイスの削除

削除後、Windows10を再起動します。

正常に認識されているか確認しましょう。2通りあります。

  1. 左下のウインドウズマークから「設定」→「プリンターとスキャナー」へ。Canon Pro9000が表示されるようになりました。
    Pro9000が正常に認識できた画面
  2. こちらでも確認できます。コントロールパネルの「ハードウェアとサウンド」→「デバイスとプリンターの表示」です。
    Pro9000が正常に認識できた画面アイコンに型番まで表示されています。ついでにプリンターテストページを印刷してみましょう。
    Canon Pro9000をダブルクリックし、表示された画面左下の「印刷町一覧を表示」をクリックします。
    新しく出たウインドウのコマンド「プリンター」→「プロパティ」→「テストページの印刷」をクリック。
    テストプリントが印刷されれば、Windows10でPro9000が使えると確実に分かります。

Canon Pro9000プリンターテストページ

 

参考
以前公開していたやり方では、ここでPro9000MkIIドライバーを、再度インストールすると最後まで(完了まで)できました。

まとめ

Windows10 64bit版で、Canon Pro9000を動作させる方法をご案内しました。ドライバーを2つ用意する、インストールを中断する等、イレギュラーなインストール手順が必要です。

メーカーの公式ドライバがアップデートされ、トラブル防止のために旧バージョンのドライバーがダウンロードできなくなったり、この手順が通用できなくなるかも知れません。ダウンロードしたドライバーファイルは、保管しておく事をおすすめします。

実際にドライバーダウンロードページが修正されて、Pro9000用の32bitバージョンのドライバーファイルがダウンロードできなくなりました。


おまけ

故障したら?処分する事になったら?参考記事紹介

買い替えをするのなら

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